老人ホームの探し方 ステップ3
必ず見学と体験入居を行いましょう
老人ホームへの入居を検討するためには、見学と体験入居は欠かせません。見学はできるだけ複数の老人ホームについて行い、比較検討することが大切です。入居者本人が要支援・要介護状態にある場合、そのご家族が見学されることが多いと思いますが、なるべく、入居者本人も一緒に出かけ、本人の感想を聞くようにしましょう。
また、多くの老人ホームでは体験入居ができます。これから長い間住み続ける「住まい」にふさわしいかを確かめるために体験入居は十分な日数行いましょう。
見学・体験入居のポイント
- 事前にチェックポイントをおさえ、見学や体験入居を有意義なものにしましょう。
- 老人ホームについての資料を入手し、疑問点は必ず確認しましょう。
- 第三者の意見も重要ですので、なるべく複数人で見学するとよいでしょう。
- 体験入居の期間や費用、ルール(家族も一緒に宿泊できるか等)については、ホームによって異なりますので確認しましょう。
見学・体験入居時に守るべきマナー
老人ホームは、既に入居している方にとっては「自宅」になります。自宅で勝手な行動をとられたり、プライバシーを侵害するような行動をとられたりしたら、誰でも不快になります。現入居者の方の生活リズムを乱さないために、以下のマナーを守ることが重要です。
- 必ず予約をとってから訪問するようにしましょう。
- 写真を撮るときは、必ずスタッフに許可をとり、既に入居している方のプライバシーに配慮しましょう。
- 大人数で訪問することは避けましょう。
- 説明を聞かずに説明者から離れて勝手に行動するのはやめましょう。見たい場所がある場合は、必ずスタッフに声を掛けましょう。
なお、見学の際には、本冊子のほか、メモ用紙、筆記用具、カメラ、メジャー(持ち込みたい家財道具が入るかどうか確かめるために便利です。)などを持参するとよいでしょう。

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