有料老人ホームの契約形態と支払い方法
有料老人ホームに入居する場合の契約方法と、利用料の支払い方式について見てみましょう。
居住部分の契約方法
利用権方式
建物賃貸借契約及び終身建物賃貸借契約以外の形態で、居住部分と介護や生活支援等のサービス部分の契約が一体となっている方式。
居住部分とサービス部分の契約
一体
根拠法
なし
賃貸借方式
賃貸住宅における居住の契約形態であり、居住部分と介護等のサービス部分の契約が別々になっている方式このうち特約によって入居者の死亡をもって契約を終了するという内容
が有効になる方式を終身建物賃貸借方式という。
居住部分とサービス部分の契約
別々
根拠法
- 借地借家法
- 高齢者の居住の安定確保に関する法律
利用料の支払い方式
前払金方式
終身にわたって必要な家賃等(敷金を除く)の全額又は一部を前払金として一括して支払う方式。
◆留意点
※入居時にまとまった費用が必要となる。
※毎月の利用料は少なくて済む。
月払い方式
前払金を納めず、家賃等(敷金を除く)を月払いする方式。
◆留意点
※入居時にまとまった費用が必要ない。
※敷金(保証金)が必要になる場合がある。
選択方式
前払金方式、月払い方式のいずれかを選択できる方式。
◆留意点
※月払い方式の家賃が前払金方式よりも高額に設定されていることがある。

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